トルコの消防士ら13人が来日(JICA青年研修)
1月18日から24日にかけて、トルコから来日した消防・救急関係者13名がとかち広域消防局を訪れ、日本の広域消防・救急救命について研修を受けました。
この研修は、開発途上国への支援を行っているJICA(国際協力機構)が今年度2回実施する青年研修「広域消防・救急救命コース」の1回目。トルコでは技術や資材の不足から消防・救急救命体制が整っていない地域が多くあり、限られた設備・人員の中で効率的・効果的な活動を行う日本の広域消防・救急救命について学ぶことを目的としています。
研修では日本の消防組織についてや、十勝で消防が広域化された背景などを説明したほか、119番通報を受け付ける指令センターや消防・救急車両の見学も行い、研修員の皆さんからは熱心に質問がされていました。
研修に参加したムスタファ・オズトゥルクさんは、「消防という同じ業務に携わっている人達と交流ができたことをうれしく思う。トルコも日本と同じような消防車を使っているが、細かいところで違いがあり、消火技術の向上を追及する上で参考になる点がたくさんあった。」と話していました。
25日には足寄消防署でも研修を受け、その後札幌にも市民防災センターなどの見学に行く予定となっています。