第50回全道消防救助技術訓練指導会へ出場しました

 令和4年7月16日(土)、札幌市消防学校で開催された「第50回全道消防救助技術訓練指導会」に、とかち広域消防局から5消防署17名が出場しました。

 全道消防救助技術訓練指導会は、救助技術を練磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、全道の消防救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる隊員を育成し、全道民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的として開催されています。

 大会には、「陸上の部」・「水上の部」が各8種目あり、当消防局からは「陸上の部」の4種目に出場し、2種目3名が全国大会へ出場することが決定しました。
 


出場種目及び出動隊員

 

               全国大会出場を決めた古田消防士長(豊頃消防署)

        全国大会出場を決めた佐藤消防副士長(左)と野原消防士(右)(池田消防署)


【種目概要】


・ロープブリッジ渡過

 水平に展張された20mのロープを、往路はロープの上をうつ伏せで渡る「セイラー渡過」、復路はロープの下を伝う「モンキー渡過」という手法で渡ります。

  

     

・ロープ応用登はん

 ロープを登る隊員と地上から補助する隊員、2人1組で協力し、資機材を使わずにロープを15m登ります。

 

 

     

・ほふく救助

 要救助者役を含む3人1組で、長さ8mの煙道に取り残された要救助者を、空気呼吸器を着装した隊員が救出、安全な位置まで搬送します。火災現場などで煙に巻かれた人を救出するための訓練です。

 

 

     

・引揚救助

 要救助者役を含む5人1組で、隊員2名が空気呼吸器を着装して塔上から降下し、要救助者を発見後塔下へ搬送し、隊員4名で協力して塔上まで救出します。有毒ガスの発生や酸欠等の状況が予想される地下やマンホール等での災害を想定した訓練です。